がんという病気

診療ガイドラインはがんの治療における標準治療となっています。

診療ガイドライン

現在、がんの治療は「手術療法」と「放射線療法」「抗がん剤治療」の3つが柱となっています。
そしてがん細胞の発生した臓器ごとに「診療ガイドライン」というものが日本癌治療学会によって設けられています。
この診療ガイドラインに基づいて、医療現場では治療が行われますが、がん治療は患者によってさまざまな方法を選択する必要がありますので、必ずしもガイドラインに確実に従った治療方法が選択されるわけではありません。
ガイドラインの治療方法はあくまでも推奨されるものです。
この診療ガイドラインには「標準治療」というものが設けられています。
標準治療は、治療段階において、もっとも科学的根拠(エビデンス)が高いとされる治療方法となっています。
このエビデンスに基づいたもっとも効果が期待される治療方法がグレードAとなっており、次いでグレードB、グレードC、グレードC2、グレードDという順になっております。
グレードDについては決して推奨される治療方法ではありませんが、患者によっては適用されることがあります。
このような科学的根拠に基づいたガイドラインがあるため、どの病院でも一定の水準の治療を受けることが可能となっており、医師による効果の違いもありません。
がんの治療に個人差があるのはがんの状態に違いがあります。
発症の箇所や、原発あるいは転移のがんのどちらか、がん腫瘍の大きさや浸潤度合い、進行速度など、同じ病名でもがんの状態はそれぞれ異なり、それに伴って治療方法が違うものとなります。
そのためがんの現状を正しく知ることが、治療においてもっとも大切となっています。